ONE Innovators株式会社
2024年5月30日
独立系ベンチャーキャピタルONE Innovators株式会社(本社:東京都中央区日本橋)は、カーボンニュートラル領域に特化したベンチャーキャピタルファンド、ONEカーボンニュートラル1号投資事業有限責任組合(以下「ONE1号ファンド」)を設立したことを発表いたします。ONE1号ファンドは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、テクノロジーの力で2035年前後までに社会実装されるイノベーションを支援することを目的としています。
日本を含む各国が2050年にカーボンニュートラルを実現するためには、様々なギャップを乗り越えるイノベーションが必要不可欠です。カーボンニュートラル領域のイノベーションは、テクノロジーの担い手となるスタートアップを起点に、大学等の研究機関、業界のカーボンニュートラルを目指す事業会社、業界を越えた金融ソリューションを提供する金融機関、新しいルール作りを担う政策立案者が連携することで生まれます。そして、2050年のカーボンニュートラルは、2030年~2040年に社会実装されるイノベーションが2050年に向けてスケールアップすることで実現されます。
ONE1号ファンドの投資チームは、「カーボンニュートラル」や「ディープテック」という言葉が生まれる前から、ベンチャーキャピタル、スタートアップ、事業会社、政府機関の立場を通じて、カーボンニュートラル領域のスタートアップによるイノベーション実現に挑戦して参りました。
こうしたONE Innovatorsの挑戦に、オールジャパンで脱炭素化に取り組む株式会社脱炭素化支援機構、アカデミア関連スタートアップ・エコシステムの発展を目指す東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、不動産業界および日本の産業全体のカーボンニュートラルを目指す三井不動産株式会社、リースの枠組みを超えて新たな領域に挑戦をし続ける芙蓉総合リース株式会社、「安心・豊かな社会」を創り出す三菱UFJ信託銀行株式会社が共感し、一次募集を完了いたしました。最終的なファンド総額は100億円規模を予定しております。
ONE1号ファンドは、①電力ネットワークの脱炭素化、②モビリティの脱炭素化、③熱利用の脱炭素化、④ネガティブエミッション、⑤地域主導による脱炭素化、⑥DXを活用した脱炭素化、⑦業界固有の脱炭素化を7つの投資分野と考え、シード・アーリーステージにある日本のスタートアップおよび日本企業と連携する海外のスタートアップに中長期的な伴走支援型の投資を行う予定です。
ONE Innovatorsは起業家、研究者、事業会社、金融機関、政策立案者の皆様と共に、日本からのイノベーションで2050年カーボンニュートラル実現に貢献すべく努力して参ります。